夫がギャンブル依存症になりまして

ギャンブル依存症・借金依存症はどうしたら治る

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【56話】貸金業者に顔写真を送られそうになる

夫がギャンブルで使い込んだお金

 

560万円・・・多重債務。弁護士に依頼して個人再生が決定。360万円になった。

 

130万円・・・預金を使い込む

 

30万円・・・預金を使い込む

 

10万円・・・預金を使い込む

 

10万円・・・サラ金で借金

 

36万円・・・預金を使い込む

 

20万円・・・子供支援金を使い込む

 

10万円・・・サラ金で借金

 

合計 806万円

 

 

携帯で顔写真を撮って、有名人の誰と似ているか判定するアプリがあるようです。

ある晩、夫が私にそのアプリを使用しようとしてきました

 

私は一人でパソコンに向かって作業をしていることが多いのですが、夫がパソコンの部屋に入ってきました。

夫に対して不信感を抱いていた私は、狭い部屋で夫と一緒にいるのが嫌でした。

夫は普段、滅多にパソコンの部屋に来ないのに、なぜ入ってきたのか不思議でした。

 

「職場で有名人の誰と似ているか調べるのが流行っているんだけど、やってみない?」

夫は私の返事を待つことなく、

携帯電話を私の方に突き出して、近くに寄ってきました。

 

私の写真を撮ろうとしています。

位置を合わせて、正面から、右から左からと、念入りに写真を撮らないといけないらしくて、

「じっとしていて。」

と言ってきます。

 

夫は笑顔だったけれど、目が真剣でした。

 

「なんのアプリか見せて。」

私は言いました。

 

すると夫は携帯を私に見せました。

夫が開いたIphoneの画面に、ポツンとひとつだけアプリがありました。

 

「調べたらわかるよ。自分の携帯で確認してみて。」

私に調べるように促してきました。

自分の携帯で夫が見せてきたアプリについて調べると、確かに有名人の誰に似ているかを調べるアプリでした

 

夫は自分の携帯電話を手元に戻すと、操作をして、再び携帯カメラを私に向けました。

携帯を持つ、・・・夫の手が震えていました

 

そっくりな有名人を調べるのに、・・・なんで手が震えているのだろう・・・

 

私は確認しようと、体を乗り出し、夫の携帯画面を覗き込もうとしました。

 

夫はとっさに自分の体に携帯を伏せて、何かを操作していましたが、

私は夫の携帯をつかんで画面の上の部分だけ見ました。

URLを確認。

短い時間でしたが、目に焼き付けました。

 

「写真は撮らない。」

「興味ないからいい。」

と言って、私はその場を離れました。

 

夫は諦めきれない様子で何かを言っていましたが、私は目に焼き付けておいたURLを反復することで必死でした。

 

夫は諦めて寝室に入っていきました。

 

私は自分の携帯で、覚えたURLを入力しました。

すると・・・、

たどりついたのは、そっくりな有名人を調べるサイトではありませんでした。

 

・・・貸金業者のサイト。

 

夫の計画
  1. 私に、似ている有名人を調べるアプリを見せて、遊びだと思わせる。
  2. 貸金業者のサイトに切り替えて、写真を撮る。
  3. 私を貸金業者の何かに登録する。

 

後で夫に確認をすると、

「人を紹介することで、ポイントがもらえる。」

と、言っていました。

 

ポイントって?

ポイントはネットで現金のように使えるもののようですが・・・、私にはいまいちわかりません。

 

「ポイントだか何だか知らないけど、私を巻き込まないで!」

「わかった。」

夫はわかったと言いましたが、・・・本当にわかってくれたのでしょうか。