夫はギャンブルをやめたと言いながら、ギャンブルを続けていました。
夫の場合、競艇です。
560万円・・・多重債務。弁護士に依頼して個人再生が決定。360万円になった。
130万円・・・預金。
30万円・・・預金。
10万円・・・預金。
10万円・・・借金。サラ金。
36万円・・・預金。
20万円・・・預金。子供支援金として振り込まれたお金。
10万円・・・借金。サラ金数件分。
合計 806万円
夫のお母さんが、息を引き取りました。
ずっと体調が悪かったのですが、夫の借金がわかった後、一気に病が進み、亡くなりました。
お母さんは、最後まで夫の心配をしていたらしく、夫のことばかり話していたそうです。
お兄さんから電話があり、
お母さんが亡くなった知らせを聞き、駆け付けました。
お父さんや、お姉さんに、夫の振る舞いのことを責められました。
借金をしていたのは夫ですが、妻である私も、とても心苦しく、肩身が狭かったことを覚えています。
お母さんの体が弱り、自力で動くのが大変になってきてからというもの、
お母さんには会えなくなってしまいました。
お父さんに、
家に近寄るな、
と、言われていたからです。
孫である、小さな子供達を会わすこともできませんでした。
無理に会いに行けば、雰囲気が悪くなるのはわかっていました。
行くたびに、お父さんに冷たくあしらわれるのも、いちいち傷ついたものです。
わが家のドタバタが原因とはいえ、嫌われている状態というのは、辛いものでした・・・。
いよいよお母さんの体調が悪いという時に、お兄さんから連絡が来て、
家族でお母さんの顔を見に行くことができました。
お母さんは意識はありましたが、苦しそうで、話ができない状態になっていました。
一生懸命体を動かそうとしていて、何かを伝えようとしているように思えました。
その日の夜に、お母さんは息を引き取りました。
お通夜、告別式と進みました。
私の両親が他県からやってきましたが、お父さんは最初に軽く挨拶をして、あとは私の両親をほったらかしでした。
私の両親は家が遠いので、宿泊をしなくてはなりませんでしたが、宿泊の心配をされることはありませんでした。
(私がホテルの手配をして、ホテルの料金を払おうとしましたが、実家の母に料金の支払いは断られました。)
お兄さんのお嫁さんの実家の両親に対しては、にこやかに何度も会話をしていたのに。
違いがあからさますぎて、見ていて心が沈みました。
夫に話しかける時と言ったら、
下の子をちゃんと見とれ、
など、注意をする時だけでした。
(特に放置をしていたわけではありません。)
夫のお母さんが亡くなり、
夫と夫の実家を繋ぐものが無くなった、
と、感じました。
これから法事が続きます。
法事で夫の実家に行かなくてはならないのが、辛い・・・。
白い目で見られるのが辛い・・・。
お母さんが亡くなって以降、子供への誕生日プレゼントも、お年玉も無くなりました。
・・・私が悪いのだろうか。
夫が何をしたって、誰にも頼らず、1人で抱えて、1人で対処していれば、
夫の実家にだって心配をかけることはなかったし、
嫌われることもなく、いられたのかもしれません。
一人で頑張らなかった、私がいけなかったのでしょうか・・・?
法事でどうしても夫の実家に行かなくてはいけない時は、
ひっそりと息をひそめて、できるだけ目立たないようにして、何か仕事がある時は、隅の方で静かに作業をしていました。
・・・辛い。
私はどうして夫と結婚をしたのだろう。
過去を振り返り、夫よりも前に出会っていた、ご縁のあった人のことを度々思い出すようになりました。
今とは別の人生を歩んでいる自分を、妄想してしまいます。
現実逃避というものでしょうか。
逃避したところで、現実は変わることなく、
今日という日をベースに、・・・明日はやってくるのですが、
分かってはいても、
考えずにはいられませんでした・・・。