夫はギャンブル依存症です。
ギャンブルのためならば、いくらでも嘘をつきます。
どれほど人に大損をさせても、どれほど人を傷つけても、ギャンブルのためにお金をかき集めます。
涙も見せます。
涙ぐんで感謝だってしてみせます。
逆切れだってしちゃいます。
嘘をつく時に手が震えていたってお構いなしで嘘を貫き通そうとします。
嘘がもろばれすぎて、私が眉間にしわを寄せていようとお構いなしです。
私はもう二度と借金やギャンブルをしない約束で、夫の借金を何度も返済してきました。
「うん。約束する。ギャンブルはもうしない。ありがとう!」
と、涙ながらに夫は語ります。
だけど涙はその場だけ。
借金返済のために用意していたお金にまで手を付けて、子供のための支援金にまで手を付けて、
子供の学資保険まで解約しようとしていました。
「子供の学資保険を解約しよう。返済の方が大事でしょ。」
夫はもっともらしいことを締まりのない表情で言いながら、私に学資保険を解約させてお金をつくろうとしました。
私は解約しませんでした。
借金の返済ばかりしていたら未来にお金が残せません。
お金のやりくりに苦労しているからこそ、学資保険が必要なのに、何を言っているのでしょう。
夫の借金は夫が一人で勝手に使ったギャンブルの借金です。
なぜ、子供の学資保険を使わないといけないのでしょう。
これ以上家族に迷惑をかけてほしくありません。
夫の娯楽のツケを家族が人生を犠牲にして支払わなくてはならないなんて、意味がわかりません。
ギャンブル依存症という言葉にたどりつくまでに時間がかかりました。
病気としてとらえて、精神病院に行ったり、専門家に相談をするまでに、多くのお金や家族の笑顔、心の余裕を失いました。
狂ったようにお金の匂いを嗅ぎまわっていた状態から抜け出そうとしていた頃、
夫はギャンブル依存症の自助会に通うことになりました。
ギャンブル依存症の人のための自助会に通い始める
以前、ギャンブル依存症の相談窓口に相談に行きました。
ギャンブル依存症の相談員の方の紹介で、夫は相談窓口が運営している自助会に参加することとなりました。
ギャンブル依存症の自助会では何をするのか?

自助会というのは、自分と同じような症状で苦しんでいる人たちで集まり、意見交換をし、励まし合う会のようです。
夫を担当してくれた相談員の方もその場にいてくれるようです。
今のところ自助会に継続して通えている人の中で、ギャンブル依存症が再発している人はいないそうです。
少し来ない間に再発していたり、来なくなって再発していることはあるそうです。
(相談に行ってしばらくの間は、相談員の方が定期的に電話連絡をくれて、様子を聞いてくれたので、それで再発したかどうかがわかるのだと思います。電話は、ギャンブル依存症の本人と、その家族、それぞれにくれました。)
自助会に行ってみた本人の感想
「みんなの経験談を聞いて、自分の話をするだけ。」
「みんな似たようなことをしてるんだなあ。」
「こんなことが役に立つんかな。もうやらんとことか、なるんかな。」
とか、言っていました。
夫の感想はぼんやりとしていて、聞いているこちらが不安になります。
行くように言われるからとりあえず行きました。
といった印象を感じずにはいられませんでした。
ただ、私としては夫のことを気にかけてくれる人、監視してくれる人の目が増えるのは嬉しかったです。
自助会通いが続いたのは半年程度
自助会は、月に1回ありました。
平日の昼過ぎにあるので、仕事を休んで行かなくてはなりませんでした。
夫は最初の半年くらいは通っていましたが、いつしか行かなくなりました。
理由は、
「今仕事が忙しいから。」
相談員の方がたまに電話をかけてきてくれて誘ってくれていたようですが、いつしか電話がかかってこなくなったようです。
私の方にも、
「ご主人さんの様子はいかがですか?」
と、定期的に電話をくれていましたが、いつしかかかってこなくなりました。
私も「自助会にはいかないのか?」と、聞かなくなりました。
途中から来なくなってしまって、相談員の人にはどのように思われているのでしょう。
定期的にギャンブル依存症に悩んで相談に来る人はいるようなので、今目の前にいる依存症の人や、家族の方のケアに忙しいのかもしれませんね・・・。
自助会に行かなくなってどうなった?
自助会に行かなくなって、1年以上は経過していると思うのですが、
今のところ借金は止まっています。
ギャンブルもしていません。
・・・たぶん。
(夫がギャンブルや借金をしていることに気がついていなかった頃、最初の借金が発覚するまでの潜伏期間が長かったので、今沈黙状態でも、いつまでも『大丈夫だ。』と言い切ることはできません・・・。今まさに潜伏進行中ではないと、言い切ることはできませんから。)
夫のこれからについて考えた
現在、個人再生の借金の返済中です。
個人再生の返済を始めた最初の頃のように、同時進行で次から次へと新たに夫が借金を作り、返済をしていかなくてはいけない状況は解消されています。
(3ヶ月に1回個人再生の借金の返済をして、それと同時に夫が新たにギャンブルで使ったお金の返済に追われていました。)
個人再生の借金の返済完了はまだまだ数年先です。
完済した後も終わりではありません。
完済したところで、借金から解放された開放感から、
『よし!これでまた借金ができるぞ♪』
と思ったりするかもしれません。
(その時は、もう勝手にやって、で、赤の他人となりますが。)
次に借金をしたり、家のお金に手を付けたり、他人の所有物を勝手に売ったりしたら、どうなるのか、今までにしっかりと話してあるので承知の上だと思います。
夫の借金は夫の借金。
夫の問題は、夫の問題。
私や子供達の借金や問題ではありません。
夫が自分の人生をかけて、しっかりと選択していくことだろうと思います。
私はただ、いつ何時どうなっても大丈夫なように、心の準備と、離婚後の生活の準備をしておけばいいのかなと思います。