夫はギャンブルをやめたと言いながら、ギャンブルを続けていました。
夫の場合、競艇です。
560万円・・・多重債務。弁護士に依頼して個人再生が決定。360万円になった。
130万円・・・預金。借金返済用に用意した、給料天引き貯金。
30万円・・・預金。給料天引き貯金を引き落とした口座に、一緒に入っていたお金。
10万円・・・預金。給料天引き貯金の残り。
10万円・・・借金。サラ金でお金を借りる。
36万円・・・預金。個人再生の申し立ての準備で、貯めていたお金。
20万円・・・預金。子供支援金として振り込まれたお金。
合計 796万円
夫と離れて実家で過ごしている間に、暗証番号の変更をしました。
- 夫名義の口座。
- 私名義の口座。
- 子供達名義の口座。
うちが保有しているすべての預金口座の暗証番号の変更です。
- 家族の誕生日。
- 電話番号。
- 私がよく使っていた番号の羅列。
- 車のナンバー。
・・・など、
夫が想像できそうな数字の並びは使いませんでした。
夫と暮らす家に戻るのならば、預金口座の暗証番号の変更は外せないことでした。
何度も預金を勝手におろされてしまっているのに、今まで暗証番号を変更しなかったことを不思議に思われる方もいるかもしれませんが、
私は愚かなことに、今まで、・・・夫を信用していました。
・・・まさかそこまではしないだろう。
そのように思い続けて、
とことん預金を引き抜かれてきたのでした。
暗証番号を変更したのは、正解でした。
以降、
夫に預金を引き落とされてしまうことは、なくなりました。
実をいうと情けないことに、私が暗証番号を変えてから、
キャッシュカードがロックされて使えなくなったことが二回ありました。
夫がキャッシュカードを持ち出して、暗証番号を何度も入力した証拠です。
暗証番号の入力は三回失敗するとロックされることがほとんどです。
ロックされると、ロックされたキャッシュカードは使えなくなります。
ロックされたキャッシュカードを使えるようにしたり、カードの再発行をするために、窓口で手続きをしました。
窓口での手続きは、非常に面倒ですが、お金は守られました。
ちなみに、暗証番号がわからなくても、キャッシュカードと通帳がそろっていればお金を引き出せてしまえる金融機関があります。
同居している人が信用できる人ばかりではない場合、カードと通帳の管理に、注意が必要です。
私はこれから一生、夫と暗証番号を共有することはありません。
仮に、夫と一生を共にすることになったとしても、夫が家の通帳の暗証番号を知る日は来ないでしょう。
老人になっても、
私が先に死ぬことになったとしても・・・。