夫がギャンブル依存症になりまして

ギャンブル依存症・借金依存症はどうしたら治る

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【74話】夫、二回目の行方不明。支払いのために用意していた14万円が消えた

夫がギャンブルで使い込んだお金

 

560万円・・・多重債務。弁護士に依頼して個人再生が決定。360万円になった。

 

130万円・・・預金を使い込む

 

30万円・・・預金を使い込む

 

10万円・・・預金を使い込む

 

10万円・・・サラ金で借金

 

36万円・・・預金を使い込む

 

20万円・・・子供支援金を使い込む

 

10万円・・・サラ金で借金

 

60万円・・・かんたん決済数か月分

 

合計 866万円

子供たちが寝静まった暗い寝室の中で、夫が財布から、現金とカードを抜き取り、カードの情報を自分の携帯電話にデータ入力している姿を目撃しました。

翌朝、

夫に財布をさわった件について聞くと、財布をさわったことは認めましたが、

お金を引き抜いたこと、カードを抜き取りデータを入力したことは、

認めませんでした。

 

この頃の夫は、誰と目を会わすこともなく、下ばかりを見て、薄暗がりの中を一人で歩いているかのようでした。

夫の耳に私の声は届かず、夫が発する言葉は、空っぽで、どこにも響かないものとなっていました。

 

 

副業三昧の夫。だけど給料は家に入ってこない

近頃の夫は、仕事から帰ると副業に行くことが増えてきました。

週末は、副業の掛け持ちがあるとかで、家を留守にすることが増えてきました。

 

副業のお金は、少しでも返済の足しになるようにと、家に入れることになっていたのですが、

明細と供に現金で渡してくれていたのは最初の頃だけでした。

 

今は給料を、自分のネット口座に入金をしているようで、私の手元には届かなくなってしまいました。

 

「なんでネット口座なの?」

「家の口座に振り込んでもらってよ。」

「分かった。変えるよ。」

 

私が苦言を呈するたびに、夫は毎回、家の口座に変えると言っていましたが、

口先だけのようで、

一向に口座を変える様子はありませんでした。

 

夫と向き合っていると、まるで実体のない霞(かすみ)と向き合っているかのようです。

 

「働いたお金は、とってあるんだよね?まとめて渡してくれるよね。」

「ああ。」

 

ぼやっと煙に包まれたような夫の言葉。

 

『大丈夫だ。』

と、思わないと、やりきれませんでした。

 

日々、少しずつ首を絞められていくような息苦しさを感じていました。

 

息苦しさの正体は何なのか。

夫の正体を知っているのに、見ないふりをしているから?

これから起きることを予感しているのに、気がつかないふりをしているから?

次男の運動会をすっぽかした夫

次男の運動会がありました。

 

夫は、前の日の夜からずっと家を留守にしていました。

運動会当日の朝になっても、家族の前には現れませんでした。

 

たまに電話がつながっても、

「副業で忙しい。」

・・・とのことでした。

 

『わざわざ子供の運動会の前夜や、当日に、仕事を入れる・・・?』

夫のことを考えると、息苦しくて、地面に押しつぶされそうな気分でした。

 

長男と私だけで、次男の応援をしました。

 

 

再び行方をくらました夫

次男の運動会が終わりました。

夕方になっても、夫は帰ってきませんでした。

 

電話が繋がらなくなりました。

ラインに既読がつかなくなりました。

 

夜中になりました。

 

以前にも、このようなことがありました。

借金返済用に用意していた130万円と、30万円の預金と共に、夫が行方不明になりました。

 

夫が消えたということは、もしかして、また、何かをしでかしたということでしょうか・・・。

消えた現金14万円

預金から引き出しておいた14万円の存在を思い出しました。

支払いに必要なお金で、準備しておいたお金です。

 

封筒は隠しておきました。

 

・・・嫌な予感がしました。

 

隠し場所を見ました。

封筒はありました。

 

・・・空の封筒でした。

 

中に入れていた、14万円は消えていました。

前日、中身を確認したばかりでした。

前日まではあったのに。

もちろん、私が持ち出したわけではありません。

 

夫が封筒からお金を抜き出している姿が目に浮かびました。

これで終わりか?新たな嫌な予感・・・

「これ以上は取られないように。」

弁護士の言葉が頭の中で木霊(こだま)しました。

 

家にはもう余裕がない。

14万円は、大金なのです・・・。

 

だけどこれだけではない気がする。

 

もっと。

 

もっと何か・・・。

私は自分名義のクレジットカードの利用明細が、気になり始めました。

 

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