夫がギャンブル依存症になりまして

ギャンブル依存症・借金依存症はどうしたら治る

 本サイトにはプロモーションが含まれています。

【78話】現金を持ち逃げし、私のクレジットカードを勝手に使用した夫が、帰ってきた

夫がギャンブルで使い込んだお金

 

560万円・・・多重債務。弁護士に依頼して個人再生が決定。360万円になった。

 

130万円・・・預金を使い込む

 

30万円・・・預金を使い込む

 

10万円・・・預金を使い込む

 

10万円・・・サラ金で借金

 

36万円・・・預金を使い込む

 

20万円・・・子供支援金を使い込む

 

10万円・・・サラ金で借金

 

60万円・・・かんたん決済数か月分

 

14万円・・・隠してあった現金

 

合計 880万円

 

夫が再び音信不通。

行方不明となり、警察に相談をすることにしました。

 

深夜12時頃、私服の警察官が自宅にやってきて、話を聞いてくれている最中のことでした。

こちらからかけても一切繋がらなかった夫から、着信がありました。

警察官からのアドバイスもあり、私は自宅に警察官が来ていることを伝えることにしました。

 

 

不安と怒り?焦る夫からの電話

私は夫からの電話に出ました。

「知らない車が止まってるんだけど。誰か来てるの?」

「あなたがまた行方不明になったから、相談してる。」

 

警察官がカーテンの隙間から外を確認すると、夫の車が家の外に停まっていました。

警察官

「中に入ってくるように言ってください。」

 

「まさかまた警察に相談したの?」

「・・・。そうだよ。警察官が来てる。話を聞いてもらってた。」

「なんでそんなことするの?!」

「警察はやめてって言ったじゃない!」

(・・・言ったか?)

「いなくなって連絡が取れなくなったら、仕方がない。」

「勝手にいなくなられたら、相談する相手が警察しかないでしょ。」

「あなたがそうさせたんだよ。」

「だからって・・・!」

はあ~~~。

夫の大きなため息が聞こえてきました。

「警察官の人が中に入ってきてくださいって。」

「・・・・・・。行くわ。」

 

夫は観念したようでした。

 

 

帰ってきた夫

警察官とダイニングテーブルを挟んで、夫と二人並んで座りました。

警察官は、

「あまりケンカをしないように。」

「穏やかに話し合うように。」

「旦那さんは、勝手にいなくならないように。」

「また困った時は相談してください。」

そのような話を穏やかに話していました。

 

警察官は帰っていきました。

夫との会話

夫と二人になりました。

 

夫は、

「アキ子ちゃんに話さなくてはならないことがある。」

「だけど今じゃない。」

「後で話す。」

と言いました。

 

14万円の持ち逃げと、クレジットカードの件のことだと思いました。

話を後回しにしたところで、無くなったお金が戻ってくるわけでも、無くなった信頼が戻ってくるわけでもありません。

話を後回しにしたら、話を切り出さなくてはならない面倒くささもあります。

後回しにできる話題でもありません・・・。

 

「14万円は、まだ持ってる?」

「クレジットカードで使ったお金は、どうしたの?」

「まだ残ってる?」

 

夫は、

『知っていたのか。』

という顔をしました。

 

家計は厳しいです。

まだ少しでも残っていたら、無事なお金があったら、

返してほしかった・・・。

 

夫は言いました。

「全部使った。」

 

「ギャンブル?」

「うん。」

「競艇?ネットカジノ?」

「どっちも。」

「本当に30万円?もっと使ったんじゃないの?」

「いや。」

「カードの上限まで使ったの?だから30万?」

「・・・。」

(私のカードは使えなくなっていたので、上限まで使われたということです。)

 

「(お金が)ネット口座に残っていたりするんじゃないの?」

無いだろうと分かっていても、聞かずにはいられませんでした。

 

「あったら言うよ。」

 

(あっても言わないよね?)

それに、本当になさそうだとも思いました。

 

使われてしまった14万円は、もう戻ってはきません。

あとは、クレジットカードの返済です。

 

私は、夫が勝手に使った30万円なんて、絶対に払いたくありませんでした。