夫がギャンブル依存症になりまして

ギャンブル依存症・借金依存症はどうしたら治る

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【71話】ずっと夫を変えようとしてきたけど、それは無理。変わるべきは私だった

夫がギャンブルで使い込んだお金

 

560万円・・・多重債務。弁護士に依頼して個人再生が決定。360万円になった。

 

130万円・・・預金を使い込む

 

30万円・・・預金を使い込む

 

10万円・・・預金を使い込む

 

10万円・・・サラ金で借金

 

36万円・・・預金を使い込む

 

20万円・・・子供支援金を使い込む

 

10万円・・・サラ金で借金

 

60万円・・・かんたん決済数か月分

 

合計 866万円

 

 

借金をやめてほしくて、ギャンブルをやめてほしくて、必死になってきました。

だけど私は努力の方向を間違えていました。

 

私が頑張らなくてはならないのは、夫を変えることではありませんでした。

・・・実際に、夫を変えることはできなかった・・・。

 

変わるべきは私でした。

 

私が私で変えられるのは、自分だけ。

 

私に必要なのは、ただひとつのことだけ。

 

『二度と夫を助けない。』

と、決意をすること。

 

『何があっても助けない。』

と、決めること。

 

相手に宣言をして、それを固い決意で実行するのです。

 

私がするべきは、夫を涙と努力で変えようとしたり、支えようとするのではなく、

私自身が本気で夫と別れる決意をして、意思表明をすることでした。

 

次に何かトラブルを起こしたら、・・・見捨てる。

 

それが、夫のためできる、最善の手段だったのです。

 

私が今まで夫にしてきたこと
  • 夫との未来を考えて、頭を悩ますこと。
  • 借金返済のめどを立てること。
  • 夫に、『二度と借金をしない』と約束をしてもらうこと。
  • 『借金をしない。』『ギャンブルをしない。』と、誓約書を書いてもらうこと。
  • 借用書を書いてもらうこと。
  • 離婚届を書くこと(書いて気持ちを引き締めてほしかった。)。

すべて、何の効力も発揮しませんでした。

むしろ、夫を勢いづかせていたのだろうと、今なら思います。

私が必死になればなるほど、夫は確信をしたに違いありません。

『この人間は、何があっても自分を見捨てない。』

・・・と。

 

私は夫の心配をするよりも先に、

離婚をした後の自分の生活や、収入を確保する準備を、始めるべきだったのです。

別れるための準備を、すぐにでも始めるべきだったのです。

 

「もう知らないから!」

「次はないから!」

と言いながら、

私は、本気で夫と別れる決意ができていませんでした。

・・・口先だけでした。

 

『これでやめてくれたら。』

『ギャンブルや借金さえやめてくれれば、何事もなかったかのように一緒に暮らせる。』

『お願い。わかって。』

 

次はない=お別れ

なのに。

私の方こそ、【次はない。】の意味をわかっていなかったのです。

 

『夫さえ立ち直ってくれれば。』

と、・・・ずっと思っていました。

 

私は夫に依存をしていたのです。

 

借金は、夫自身の問題。

私の問題ではない。

それなのに、

・・・私の問題であるかのように、苦しんで・・・。

勘違いをしていました。

 

『夫さえ変わってくれれば。』

という願いは、私の、依存心でしかありませんでした。

 

私はしばらく頭が混乱し、落ち込みました。