夫がギャンブル依存症になりまして

ギャンブル依存症・借金依存症はどうしたら治る

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【111話】1ヶ月ごとの家庭の収支をギャンブル依存症の夫に見せる

私の夫はギャンブル依存症です。ギャンブルのための借金も躊躇なくどんどんやりました。

後先考えずどんどんギャンブルにお金をかけるので、借金もしちゃいます。

最終的にギャンブルですり減った金額は、1000万弱程度だと思われます。

 

一般家庭なので1000万をどぶに捨てるのは非常に致命的です。

当時、子供は幼児と小学校低学年でした。

・・・苦しいです。

 

様々な試行錯誤を繰り返し、個人再生をしたり親が離婚騒動を起こしたり、まあいろいろありましたが、人の命がかかろうが、なんだろうが、

・・・わかったことは、

ギャンブルなんてそうそうやめられるものではないということ。

 

私が離婚弁護士を探し、相談をし、もう二度とどのような言い訳をしようがギャンブル資金は払わないと決め、いつ離婚してもできるだけスムーズにいくように準備を進めている頃、

夫をギャンブル依存症の相談窓口に連れて行きました。

そこから、何となく今、ギャンブルが止まっている状態です。

ギャンブル依存症の夫に1ヶ月の収支を見せた

この頃、1ヶ月ごとの家庭の収支をA3の用紙に書き出して、夫に見せたことがあります。

かなり細かく書きました。

生活費から学費から引き落としから全部。

 

3ヶ月分くらい書きました。

1ヶ月ごとの収支を見せた理由

財布は完全に私が管理をしていたので、夫はひと月にかかる光熱費も食費も知りません。

夫はお金が見つかるとあるだけギャンブルにつぎ込み、なくてもあらゆる手を尽くして使い込み、いろいろな理由をつけて私に支払いをさせました。

 

もう何があってもこれから新たに生産した借金やギャンブル資金の支払いはしない。

と話してはありましたが、

ギャンブル依存症の夫には自分が使い込んでいる金額がどれだけイレギュラーな金額なのかわかっておいてもらう必要があると思いました。

自分が使っているお金の重みも知ってもらいたい。

ポンっとかけた5万円で何ができるのか知ってもらいたい。

 

夫は1ヶ月の収入を上回る金額を毎月ギャンブルにつぎ込んでいました。

普通に生活をしても特別に収入が多いわけでもないので、やっと少しプラスが出るかどうかという状態です。

 

貯金を切り崩し、未来の収入に手を出し、夫はギャンブルを続けていました。

 

未来の収入に手を出したら、当然借金に。

 

これから先、稼ぐお金はあらかじめマイナスになっていることが決まっている事実は、気力を奪います。

失ったお金はギャンブルで霧散し、手もとには何も残っいないのですから。

 

残っているのは借金だけです。

 

今のところ夫のギャンブルと借金は一時停止している状態です。

ジャラジャラと音を立てて財布からお金が零れ落ちていく現象は止っています。

 

たぶんです。

まったく慢心はしないし、常に疑っています。

夫には貯金や資産に多少の余裕があっても教えない

夫に1ヶ月の収支を見せて、これだけの収入があり、これだけの出費があり、これだけの借金の返済があり、貯金はもうありません。と説明をしました。

貯金や資産で余剰分があったとしても、夫には教えません。

教えたら安心してギャンブルをしてもらえちゃうからです。

 

過去に、

「これだけまだ貯金があるから、今ギャンブルと借金をやめれば一気に返済しちゃって、また一から貯金すればいい。今ならまだ間に合うからね。」

という話をして、まんまと貯金分ギャンブルをされてしまったことがあります。

 

絶対夫には安心をさせません。

収支を見た夫の反応

夫は淡々と収支の説明を聞いていました。

「うん。」

とだけ。

 

収支を夫に見せて私が言いたかったのは、

「これ以上おふざけしても、あなたのフォローをする余裕なんてないから、知らないよ。」

という話の念押しでした。

 

伝わったのでしょうか。

伝わったのだとしたら、何が伝わったのでしょうか?

 

リアクションが薄い夫を見ながら、わかっているのかな、響いているのかな、と思いつつ、

説明しないよりはマシかなと思いました。

夫にどう作用するかよりも、私の自己満足

私は打つ手は打ちました。

夫がギャンブルをしても借金をしても、もう家庭には助けてもらえないんだなとわかってもらえれば幸いです。

 

私がやっていることは、

「私はやれることはやりました。」

「お伝えすることはお伝えしました。」

と納得するための、

セレモニーです。

 

夫が理解をしてくれたか、夫の心に響いたかどうかはそれほど重要ではないのです。

おまけです。

 

私は私が手は尽くした。・・・という事実が必要でした。

 

夫が次にギャンブルと借金で失敗をして、いよいよ離婚をすることになった時に、ぐうの音も出ない状況にしておきたいです。