夫がギャンブル依存症になりまして

ギャンブル依存症・借金依存症はどうしたら治る

【121話】ギャンブル依存症の夫。夫の職場 夫の孤立とイジメ

夫は職場で1人のようでした。

どなられたり、どつかれたりもあるようです。

昼ごはんの時間は、いる場所がないからいつも自分の車の中でお弁当を食べていました。

 

何が原因だったのか?

 

夫のおとうさんが職場に電話をして夫が仕事にきちんと行っているか確認をしたことがあるそうです。

その時に、家庭がめちゃくちゃになっていることや、夫に行方不明癖があることや、金銭トラブルについて話したようです。

なぜそのような話をしたのか?

自分が職場に電話をしたという行動に正当性を持たせるためなのかなと、私は個人的に推察しました。

 

だけどそのように、本来なら職場の人たちが知りえなかったネガティブな話を持ち込んだら、広まりますよね。

話の内容が、長男が100点を取ったらしい、ホームランを打ったらしい、だったらほとんど広まらないと思うのです。

 

でも人の不幸な話なら別。

 

内容が衝撃的であればあるほど、尾ひれはひれつけて爆発的に広がることでしょう。

 

夫は職場では、すでに離婚をしていて、親戚の家の土地の権利書を盗んで勝手に売ったことになっていました。

離婚している話は置いておいて、人の家の土地を勝手に売っていたら犯罪者ではないですか。

 

人の悪意と嘲笑というのは弱っている人間を前にして加速しますね。

 

この頃の夫は凝り固まった黒い影のようでした。

のちのち、夫の上司から「あの頃のお前は何を考えているのか分からなかった。」と言われたそうです。

 

家族で公園に行った時がありました。

夫もついてきていました。

私や子供たちと絡むことなく一人携帯を触り続けていました。

陽の元に出てきても携帯。

いつの間にか一人で車に戻って閉じこもっていました。

 

すごく天気のいい日で、開けた公園で、あたたかくて、明るくて、その中で一人携帯電話をいじる夫にものすごく違和感を感じた覚えがあります。

1人だけ別世界の住人のように、あたりのあたたかさから切り取られていました。

黒い靄のようなものに守られて、居心地良さそうにたたずんでいました。

 

なにか誤作動を起こしている時って、何か別の世界を生きてしまって、それを他の人から異物として攻撃されてしまうのでしょうか。

 

人間が、弱った人間に辛らつなものであることは知っています。

この人は弱っていたのでしょうか。

 

ギャンブル依存症と、借金依存症と、家庭の不和と、職場のいじめは同じ時期に起こっていました。

 

ギャンブルをしなくなり、借金をしなくなり、生活を立て直すにつれて職場の環境も変わっていきました。

少し前に職場の人たちと食事に行くからと、金曜日の夜、仕事の後に出かけていました。

夫が職場から電話をかけてくる時に、周りから人の声が聞こえることが多くなりました。

 

自暴自棄になるとじわりじわりと多くを失い、いざ復活しようとなっても時間がかかります。

努力も根気も気合もいります。

 

最初から自暴自棄にならないのが一番なのですけどね。

 

何かあった時にどのような感情を抱くか、どのような行動をとるか、そこは自由です。

自分で選べます。

常に平和であることを選べればいいのに・・・と思います。

 

それほど簡単なことではないから、迷走をするのですが。