夫はギャンブル依存症で、細かいお金も含めれば、1000万円程度の借金や財産の使い込みをしました。
これまでのブログで、実体験をできるだけ時系列順に書いています。
まだ続きがあるので実体験についてはもう少し書く予定です。
多少記入漏れや記憶があやふやな部分もあるかもしれませんが、あまりに強烈な出来事なので、その時感じた感情などはかなりリアルに覚えています。
- 過去のおおまかな経緯
- 現在 夫はギャンブルや借金をやめている?
- 個人再生の借金の返済は 遠く長い道のり
- 夫の給料は家族の為のお金 夫は小遣い制
- カサンドラ症候群から抜け出す
- 子供から見た ギャンブル依存症の父
- 弁護士に聞いた ギャンブルと借金はやめられるのか
- 弁護士に聞いた ギャンブルと借金をやめられる唯一の方法
- 夫がギャンブルや借金を中断できている理由
- 現在の生活
- これから
過去のおおまかな経緯
おおざっぱに書くと、
最初はとてもショックを受けて、次は一生懸命立て直そうとして、またショックを受けて、
怒って、泣いて、懇願して、脅して、話し合って、励まして、
包丁を持ち出して殺してくれと言ったり(私の信頼できる親族に遺書も書こうとしていた)、
まあいろいろしてきましたが・・・、
何一つ効果はありませんでした。
(今までの記事にできるだけ細かく書いてきたつもりです。)
夫に寄り沿ったり、事態をなんとか改善しようとしたり、必死になっているうちは、何も変わらなかったです。
携帯のあんしんフィルターを利用しても、何度も突破されて、かんたん決済で浪費をされていました。
通帳を隠しても、現金を隠しても、家探しされて見つけられて・・・。
過去の記事にも書きましたが、
夫と離婚することを決意して、離婚する以上はただでは済まさないぞと、弁護士事務所に相談に行ったことがあります。
弁護士に相談をしたところ、
旦那さんからは、もう何も取れるものは無い
と、言われました。
(もっと早い時期ならなんとかなったかもしれませんが・・・と。)
他の弁護士に相談をしたら、もしかしたら、違う意見もあったかもしれませんが、
いろいろと客観的な意見を聞いた上で、
速攻で離婚をするよりは、今は子供と私の生活を最優先で考えることにしました。
現在 夫はギャンブルや借金をやめている?
夫は今、ギャンブルをしていません。新たな借金を増やすこともしていません。(私が知る限りですが。)
かれこれ2年くらい?
2~1年半くらいかしら?
たぶん、やっていないです。
請求書が家に届かず、身に覚えのないカード会社から封書が届かず、夫に返済の相談をされず、ギャンブルをしている様子を見かけなくなったからです。
個人再生の借金の返済は 遠く長い道のり
今、わが家の出費は生活費と、個人再生の借金だけです。
個人再生は5年間の返済計画です。
ブログには書きましたが、もろもろあって金額が跳ね上がり、通常の3年間の返済では無理で、5年にしてもらいました。
やりくりが大変で、固定資産税や車検や重量税や保険など、大型出費のシーズンが来ると頭をかかえます。
なんとかクリアしているのですが、もし払えなくなったら、夫の個人再生の借金の返済を真っ先にやめる予定でいます。
借金の返済の比重は重いです。
借金さえなければと、何度思ったことか。
返済の手続きをATMでするたびに、夫への怒りがあふれ出してくるので、ものすごくストレスでした。
多重債務なので、振り込みが何件もあり、怒りとやりきれなさで脳の血管が切れそうです。
最初は返済手続きを、本人である、夫にやらせていたのですが、パスワードの入力だけを私がやるのが面倒で時間がかかるので、今は私一人で返済振り込み作業をしています。
今は、無です。
何も考えずに事務的に返済手続きをしています。
振り込みをしながらストレスを感じるのはやめました。
これ以上夫から被害を被ることが、最大の無駄だと感じたからです。
個人再生の返済をやめたらどうなるのか・・・。
それは、夫が背負っていくことなので、私が考えるべきことではありません。
私が考えるのは子供との生活だけです。
私は、夫の借金の返済よりも、税金や車検のお金の支払いの方が優先です。
個人再生の返済をやめたら、家は夫名義なのでなくなっちゃうかもしれませんが、その時は仕方がないです。
今までに何度も、もしもの時の生活や動きを考えてきたので、前だけをまっすぐと見て進むのみです。
今の私に必要なのは、新生活の準備と心構えのみです。
夫の給料は家族の為のお金 夫は小遣い制
夫は収入をすべて私に預けています。(おそらくです。)
私も少しは収入がありますが、
夫の収入だけで借金の返済と生活費を賄っています。
夫が家にお金を全額入れるから、
もうギャンブルをしていないから、
もう借金をしていないから、
一緒に暮らしています。
もしも夫が私をだましていたら、ばっさりと切るだけなので、
何も心配はしていません。
少しでもお金で甘いことをしたら、離婚することを決めています。
夫は小遣い制で、私が預かり、必要な時に必要な分渡しています。
小遣いのやりくりは夫が自分で考えています。
カサンドラ症候群から抜け出す
苦しさの余り、ストレスで心身に不調を起こす、カサンドラ症候群のような状態になったことがあります。
でも、やめました。
苦しむのも、憎むのも、怒るのも、不安になるのもやめました。
夫が失敗をしたら、別れればいいだけです。
別れるだけではスッキリとしないという時は、弁護士頼ってとことん元夫を追い込めばいい。
時にはイライラしたり、思い出してフラッシュバックに苦しんだ時もありましたが、
もうフラッシュバックもなくなりました。
(精神が回復していく過程で、フラッシュバックは避けて通れないのではと思います。)
(フラッシュバック、とても苦しかったです。辛かったその時の感情が溢れるようによみがえって、瞬時に当時の怒りや憎しみに苛まれ、今目の前にある現実さえも歪んでしまいます。)
手段や方法をだいたい考えておいたら、後は何も考えず。
夫の借金は夫のもの。
私の問題ではありません。
自分と関係のないことで悩むことをやめました。
子供から見た ギャンブル依存症の父
私が泣いたり怒ったり苦しんでいると、子供も苦しみます。
私が情緒不安定だと、子供も不安定になります。
生きるためにはお金はが必要です。出費をコントロールできないということは、生活していく上で致命的です。
予測できない出費がかさむと人の心は荒みます。
どうやって生活をしていくか。
どうやって借金を返済していくか。
どうしたらわかってくれるのか。
どうしたら嘘や借金をやめてくれるのか。
お金がどんどん溶かされていく恐怖。
お金を貯めるための努力をしても、報われない日々。
いつまで続くのか分からない不安。
周りのすべてを疑ってかかり、神経をすり減らします。
わが家の子供は、私の怒りや悲しみや不安を最も間近で見てきました。
誰だって最初から免許皆伝ではありません。
やれるもんならやってみな、で、どしんと構えていることなど難しいです。
家を苦しめた人を、大切な人を苦しめた人を、子供はしっかりと見極めます。
夫を見ていて思いますが、再び子供の尊敬や愛情を得るには相当な根気と時間がいります。
たとえ改心してコツコツと努力をして待っていても、子供はあっという間に思春期を迎えて、歩み寄るのにもっと信念がいるようになります。
弁護士に聞いた ギャンブルと借金はやめられるのか
離婚の相談に行った時に、弁護士に質問をしました。
どうしたらギャンブルによる借金をやめさせることができるのか。
こたえは、
できない。
やめさせることはできない。
です。
私もそう思います。
やめさせることなんてできません。
私自身いろいろ立ち回ってきたし、夫との関わり方もいろいろ考えてきたし、親族を巻き込んだし、警察沙汰にもなったし、夫の借金を心底心配してくれている人が亡くなっても、夫はギャンブルによる借金をやめることなどできませんでしたから。
口先では、いくらでも、もうやめる。
と言うのですが。
できないのです。
弁護士に聞いた ギャンブルと借金をやめられる唯一の方法
弁護士はこのようにも言っていました。
お金を一切借りれないような状態になったら、やめられます。
借金の返済を代わりにしてくれる人がいたらだめです。
生活の面倒を見てくれる人がいたらだめです。
ここで二つに分かれるそうです。
人も環境も失い、なにもかもなくなって、ギャンブルによる借金をやめられる人と、
真っ黒でも、借りられるところからお金を借りて、戻れなくなりどこかへいってしまう人に。
夫がギャンブルや借金を中断できている理由
ギャンブル依存症で借金ばかりする夫に、なぜまだ家族が残っているのか。
私側から思い当たる理由について考えました。
- 私が新たに作った夫の借金を返済しないと決めたこと。
- 夫が借金をしたり家の財産や私の財産に手を付けたら、直ちに離婚をすると決めていること。
- 離婚をする時は、弁護士を雇って、もう出るものがなくなるまで搾り取ってカスカスにすると決めていること。(弁護士に相談して、メリットよりもデメリットの方が大きすぎたら、子供達との生活のためにほおっておく可能性もある。)
- 夫のために悲しんだり心配をしたり不安になったりするのをやめたこと。
- 離婚は脅しでもなんでもなく、本気で実行するために現実的な準備を整えていること。
・・・このくらいです。
4以外は、夫に話しをしてあります。
3・4・5以外は、夫の親族にも話してあります。
夫はどうしてギャンブルと借金をやめることができたのでしょう・・・。
(やめている風だけかもしれませんが。)
他人のことなので私にはわかりません。
あまり意味がないなと思いつつも・・・、
夫に聞いてみたことがあります。
「一緒にいたいからに決まってる。」
「もうしないって、誓ったからしない。」
私はその誓いの言葉を聞いたことはないのですが、夫が勝手に心の中で誓ったらしいです。
へえ~
です。
借金を繰り返している時にも、似たような言葉を何度も聞いてきたので。
なんとも響きませんが。
真実かどうかは、生涯を終える一歩手前くらいにならないと分かりそうもありません。
私に必要なのは、今、目の前のこと。
今新たに借金をしていないかどうか。
今ギャンブルをしていないかどうか。
それだけです。
意気込みも、宣誓も、何の力を持ちません。信じられるのは行動のみです。
現在の生活
夫は個人再生の返済中です。
まだ数年残っています。
私は返済が終了した後を、特に警戒をしています。
開放感から夫が何をするかわからないですから。
夫が職場の給料を全額家に入れて、
自分のお小遣いの中だけでやりくりをして、
ギャンブルと借金をしないでいれば、
家の運営のために、夫の労働力を生かしていこうと思っています。
これから
回顧録はだいぶ終わりの方に近付いてきましたが、もう少し続きます。
回顧録が終わったら、
ギャンブル依存症について
借金について
子供と夫との関係
現在の夫の生活ぶり
私流のお金の守り方 等
ゆっくりと書いていく予定でいます。