夫がギャンブル依存症になりまして

ギャンブル依存症・借金依存症はどうしたら治る

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【24話】夫との話し合い。見つかった時の状況と、何をして過ごしていたのかを聞く

夫が560万円の借金をしていました。

借金の原因はギャンブルです。

夫の場合、競艇です。

 

法テラスを通して弁護士事務所に行き、個人再生の準備を始めました。

 

借金返済のために用意したお金、約160万円が口座から消え、夫が行方をくらましました。

翌朝になっても夫は帰りませんでした。

 

警察署で行方不明者届を出したり、

夫と連絡を取れる人を探すために、夫の職場で張り込んだりしました。

 

夫の職場で声をかけた男性に、電話をかけてもらったところ、夫が電話に出ました。

仕事の話ではないと分かると、すぐに電話を切られてしまいました。

 

夫が電話に出た日の夜、

警察から、夫が見つかったという連絡がありました。

 

お母さんと私は、すぐに引き取りに行きました。

再会した時、夫は取調室のような部屋でパイプ椅子に座り、うつむいていました。

 

私は夫を車にのせて、家に帰りました。

 

家に帰ってすぐに、協力してくれた人たちに、夫が戻ったことを、ラインやメールで知らせたり、電話をかけて報告したりしました。

ひと段落してから、

ダイニングテーブルを挟んで、夫と向き合って、座りました。

 

隣の部屋で子供が寝ているので、明かりがまぶしくないように、ダウンライトの灯りの中、薄暗い中での話し合いとなりました。

 

夫は、

お母さんも、アキ子ちゃんも、怒らず優しく迎えてくれたから嬉しかった、と言っていました。

 

警察官からは、だいぶこってりと絞られたようです。

 

逃げてもお金は沸いてこないぞ。

働いて返すように。

と、言われたそうです。

 

夫は隣の県と、自分の住んでいる県を行ったり来たりしていて、

たまに自宅の前を車で通ったりしながら、家に人がいるかどうか確認をしていたらしく・・・、

私がいない時を見計らって、着替えなどを取りに来ようとしていた、と言っていました。

 

・・・夫の車が家の前をうろうろしていたことには、まったく気がつきませんでした。

 

夫が見つかった時の状況ですが、

住んでいる県に帰ってきて、家の様子を見ようと自分の町に戻ってきたところを、パトカーに囲まれたそうです。

 

4台のパトカーに囲まれたと言っていました。

なかなかできない経験ですね・・・。

 

本当に多くの人に迷惑をかけて恥ずかしい限りです。

 

後から人づてに聞いたのですが、隣の市の警察署にまで応援要請がかかっていたらしいです。

 

本格的に探していただいて嬉しいです。

・・・だけど、恥ずかしい。

 

逃亡している間に、発狂したようになって、結婚指輪を投げ捨てたらしいのですが、

どこに捨てたのかも覚えていないそうです。

・・・そういうことってあるのでしょうか?

 

たしかに、夫の指から結婚指輪が無くなっていました。

 

今までどのような時も、外しているところを見たことがなかったのですが・・・。

なにかまたひとつ、夫婦の間に距離ができたのだと、感じました。

 

夫は、お金がないし、お腹がすくし、人のお金を奪うことも考えたりして、パチンコの景品交換所のそばで、来る人を観察していた時もあったそうです。

 

車のガソリンが無くなるまで走って、ガソリンが無くなったら、車を乗り捨てて、適当に歩いていこうかと、思った時もあったそうです。

 

ガソリンは1回入れたそうです。

実家の近所のガソリンスタンドで入れて、自分の親のお店の名前でツケてもらったと言っていました。

勝手にそのようなことをしたら泥棒なのに・・・。

後日、夫には、お金を持って謝りに行ってもらいました。

 

消えた160万円について、聞かないといけませんね。