夫がギャンブル依存症になりまして

ギャンブル依存症・借金依存症はどうしたら治る

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【11話】個人再生の時にうちの財産としてみなされたもの

個人再生で債務整理を進めることになりました。

 

個人再生を申し立てる夫の名義の財産は、全て洗いだすことになりました。

そこから借金の返済額が決まってきます。

 

個人再生で借金はかなり減額されますが、持っている財産が多いと、返済額は増えます。

持っているなら、返して、ということです。

 

個人再生の時にうちの財産としてみなされたもの

  • 車。
  • 学資保険。
  • 貯金。
  • 退職金。

 

財産としてみなされたものについて、それぞれ説明していきます。

個人再生の金額を決めるうえで、申し立てる本人名義の財産について説明

借金したお金はすべて夫個人で浪費し、生活費として使っていないので、借金を返済する義務は夫だけに生じました。

夫が作った借金は、すべてギャンブルか、お菓子か、タバコ等に消えていました。

 

私が個人で所有する財産からは返済する必要はありません。

 

2年間、夫が借金をしまくっていることなど知らず、

私は子供や家族の未来のためにコツコツと貯金をしていました。

 

愚かにも夫を丸々信用していた私は、コツコツと貯めた貯金や、所有財産のほとんどを夫名義にしていました。

夫名義の財産が多かったのは、そのせいです。

 

せっかく個人再生をしたのに、返済額が多くなって辛い・・・!

何も知らない私が、コツコツと貯金をしていたからです。

夫を信用していた私が、ほとんどの財産を夫名義にしていたからです。

 

だけど悪いのは、何が理由であろうと多重債務者になった夫なのですが!

 

個人再生をする上で、

夫名義の財産としてみなされたものについて説明していきます。

現金一括で買った車が2台ありました。

1台は10年近く乗っている軽自動車。

たくさん乗っていたので、財産として認められませんでした。

何より、この車は私名義だったので、今回のこととは無関係です。

 

関係あったのは、1年ほど前に購入したミニバン。

現金一括で買いました。

夫名義でした。

財産価値があるとみなされて、個人再生の返済額に影響します。

 

ミニバンを中古車として今売ったらいくらになるか、書面で用意するように言われました。

販売価格が、財産として計算されます。

 

実際には売らなくても大丈夫です。

売った場合の価格を、返済として充てなくてはなりません。

 

できるだけ安く見積もってもらいたいという・・・、おかしなことになりました。

学資保険

子供2人分の学資保険を、今解約したら、いくら受け取れるか。

保険会社に頼んで書面にしてもらいました。

 

子供は小学校低学年と、未就学児です。

本当に解約をしてしまったら、当然元本割れ。

まったくの大損です。

 

解約をしなくてもいいです。

今解約をしたら受け取れるはずの金額を、返済に充てなくてはいけません。

貯金

給料天引き貯金を、毎月4万円、ボーナスで20万円していました。

なかなかの金額になっていました。

 

夫の借金整理のために全部水の泡になりましたけれど!

 

貯金が多いがために、借金返済額が増えるということになってしまい、辛い・・・!

貯金の名義は、よく考えないと。

今なら思います。

退職金

今退職をしたら、退職金をいくらもらえるか、書面にしてもらうように言われました。

職場に言わなくてはならないので、不穏な空気が漂います。

退職金は財産として計算し、借金の返済額にプラスされます。

 

本当に退職はしないですよ。

 

夫はもうすぐ勤続20年でしたが、まだ20年になっていなかったので助かりました。

20年を超えると、退職金が違ってくるそうなので・・・。

本来ならば、退職金は多い方がいいはずなのに・・・!

借金返済のために、変なことでほっとしなくてはなりません!

 

退職金の金額の〇分の1を返済に充てます。

〇の部分を忘れてしまいました。

結果財産をどうしたか

ミニバン、売っていません。

学資保険解約していません。

手放さないことで借金額は増えましたが、この2点は、守り通して良かったです。

後々、私名義に変更しています。

 

夫は退職していません。

退職していたら、個人再生は成り立ちません。

定期収入があることがポイントですから。

 

560万円の借金が、個人再生により100万円前半まで減る予定でしたが、

夫名義の財産のために、300万円後半までしか減らすことはできませんでした。

 

300万円後半まで減らせることはありがたいことですが、家のローンの支払いもある中、厳しいものは厳しいです。

 

今ならはじめから財産と呼べるものは全部私の名義にしておきますが、時間は戻りませんから、考えても不毛ですね。

 

この時は、夫の借金を家族で返さなくてはいけないと思い込んでいましたが、今なら違う考え方をしましたね。

この後1年以上苦しんだ挙句に、到達した今の私の心境と、この時の私の心境は、比べようもありませんから。